山田町のお嫁さん

岩手県山田町。
平凡な漁業の町は、昨年3月11日の震災で、全国に知れ渡ることとなりました。

津波やその後の火災により、山田町は、大変な状況になりました。

山田町という名前のお陰で、全国の山田姓を持つ方が、
ボランティアとして山田町を訪れたというニュースも聞きました。

東北大震災から1年が経過しようとしていますが、
まだまだ、復興への道は始まったばかりとも言えます。

義援金やボランティアは、一過性のものではなく、
長期的に、それこそ、習慣になればいいなぁと考えています。

・・・さて、そんな山田町から、お嫁さんが来ました。

震災まで歯科医院をされていた方で、
義兄とは、震災がきっかけで出逢うこととなり、
今日の披露宴というお目出度い席に繋がりました。

「大したことないですよ」

昨年、初めてお会いした時に、
震災被害についての私の嫁さんへの回答です。

「大したことないですよ」

この言葉は、
家族の命が助かった・・・そういう意味でした。

お父さんが数年前に他界され、
そこからは、ひとりで歯科医院をしていました。

自宅も、お父さんの思い出が詰まった歯科医院も、
津波と火災により、壁1枚が残っただけでした。

壁1枚と診療時間などが書かれた看板。

ひとつの家族にクローズアップした時に、
この現実をどれだけの人が、しっかりと受け止めているのだろう?

大変なことは分かるが、
それでも、自分のことではないというジレンマ。

あまりにも多くの犠牲の上にあるこの状態。

批判を受けるのは当然としても、私は言いたい。

震災のお陰で、義兄と義姉は出逢えたのだと思います。

また、震災のお陰で、絆や東北の人たちの芯の強さ、
日本人の誇り、生きている意味が少し取り戻せた気がします。

多くの犠牲があったという状態の上に、生きている私たち。

これからの未来を創る責任もある。

しかし、私は今日の披露宴、大いに笑いました。

そして、泣きました。

自然災害です。

何が原因で起こるものでないのかも知れません。

でも、時に、「大事なことを忘れたころ」そういう災害があったりします。

「大したことないですよ」

自然は強大だが、人間も負けてないなぁ。

年下の義姉さんですが、また、私は人に学ぶことが出来ました。

生きていれば、なんとかなるんでしょうね。

兄さん、姉さん、結婚おめでとう!

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